パソコンを買い替えるときなど、今まで使ってたパソコンがまだ動いてるなら、下取などで古いパソコンを売りたい時ってありますよね。
その時気になるのは下取り・買取り価格は当然として、保存してる個人データがどう扱われるか?もとても気になると思います。
個人的な写真やファイル・メールやクレジットカードの情報など他人に知られてしまわないか心配だと思います。
よく聞くのは「パソコンを初期化して売れば大丈夫!」と言う話ですが、本当にそれで個人データが知られることは無いのでしょうか…
回答「お店に売るなら、まず大丈夫!」
パソコンを初期化し売った時買い手に個人情報とか知られる事が「有る」か「無い」の二択なら「有る」になってしまいます。
ただ、買い取り業者がそんな事をするメリットはほぼ無いです。
理由はいくつかありますが、わかりやすく大雑把に言うと3つの理由になると思います。
1.「そんな事をする暇はない」
個人売買ならわかりませんが業者が1台1台個人情報を調べる暇なんて無いです。特に、初期化した場合、普通の方法では情報を見る事は出来ません。ソフトを使って時間をかけてファイルを探さないといけないのですが、そんな事をしてる時間は無いです。
2.「個人情報にそこまでの価値は無い」
上の「そんな事をする暇はない」の理由にもかぶりますが、数時間かけてデータを取り出して個人の写真やデータとかを見ても何の足しにもならないです。
3.「信用問題になるので絶対にそんな事しない」
例えば、個人情報よりもっと大事な企業のデータの場合、データを復活してどこかにデータを流した場合、会社の信用問題にもなりますし、場合によっては訴訟問題にもなるのでわざわざ危険な事をすることは無いです。
また、初期化せずにデータが残ったままパソコンを売ったとしても、担当者はパソコンが正常動作してるかのチェックのためある程度中を見ることはありますが、それを他人に言う事は絶対無いです。
ただし、これは業者の話。それを購入した個人がデータを復活させようとする可能性は0では無いです。
ただ、安心してください。中古PCを買う人なんてほとんどが素人や初心者です。データの取り出し方法なんて知らないですw
不安な時はツールを使ってデータ削除!
それでも不安ならソフトを使ってデータが復帰しないようにしてください。
ここで利用するのは「ゼロ消去」などと呼ばれるソフトです。
パソコンのデータは、他のデータで上書きされてしまうと情報の抜き出しができなくなります。それを利用し、「隙間なく無意味なデータを書きこんでデータが復帰できないようにする」と言うのが「ゼロ消去」系ソフトです。
このソフトは色々とあるのですが、おススメなのが「Disk FreeSpace Cleaner」です。
手順としては…
- パソコンの説明書通りに初期化作業を開始する。
- ユーザー名などを求められたら、過去の物と無関係なアカウントで初期設定を進める。
- こちらのサイトを参考にDisk FreeSpace Cleanerを実行する。
https://forest.watch.impress.co.jp/article/2007/10/09/diskfreespace.html - 終わったら、再度初期化作業を開始する。
- ログイン前(ユーザー名設定画面)でセットアップを止めて売る。
これで販売店はもちろん買い手に個人情報などを知られる事はほぼあり得ない状態に出来ますよ。