回答「基本的には標準構成のままでOK!」

初めてBTO(Build To Order)パソコンを選ぶとき、いろんなパーツにチェック項目が並んでいて、「どれを変えたらいいの?」「カスタムしないと損なの?」と迷う人も多いはず。でも、結論から言うと、最初の1台は基本的に“そのまま”で大丈夫です。
なぜなら、BTOパソコンの標準構成は、販売するショップのプロが「これなら一般的な使い方に十分対応できる」と考えて組んでいる内容だからです。
標準構成=“そのゲームを普通に遊ぶ”には十分

BTOパソコンは、実質的にゲーミングPCとして選ばれることがほとんど。
そして「このゲームがやりたい!」と思って、そのゲームの推奨スペックを満たす構成を選んだのであれば、それはすでに“一般的な使い方”に相当します。
つまり、わざわざオプションで高性能なパーツに変更しなくても、そのゲームを快適にプレイできる構成になっているということです。
「特別な要求」がある人は、自分で細かくカスタムするので、「何を変えたらいいかわからない」という時点で、無理に変える必要はないとも言えます。
「変えても違いがわかりにくい」パーツ

特に、「これっていいのに変えた方が良いんじゃないの?」と、初心者がよく迷うのが以下のようなパーツです。
- CPUグリス
→ 冷却効果は確かに差があるけど、体感できるほどの違いはほとんどなし。 - CPUクーラー(FAN)
→ 静音性や冷却性能の向上はありますが、標準品でも十分な冷却能力があります。 - 電源のグレード
→ 拡張性が必要な人向け。1台目のパソコンにはほぼ関係なし。
オプションでパーツを追加・変更しない場合、これらを上級グレードの物に変えても「スペック表では凄そうだけど、実際の使い心地はあまり変わらない」ということが多いです。
メモリとストレージ容量は変更した方が良い事も!

ただし、メモリ(RAM)とストレージ(SSD/HDD)は、自分の使い方に合わせて調整しても良い部分です。
- メモリ
ゲームの種類によっては8GBで十分な事も…
ゲームによってはメモリが多ければ多いほど快適な事もあるので、ユーザーの方が推奨するスペックをしっかり確認!
同時にたくさんのアプリを使ったり、動画編集・配信までするなら16GB以上が安心。 - ストレージ
→ 写真・動画・ゲームをたくさん保存する予定なら、SSDを512GB以上にするか、追加のストレージ(SSD・HDD)を追加するのもアリ。
迷ったら「そのまま買う」でOK!

最初のBTOパソコンは、深く考えずに「そのまま」買って大丈夫です。
後から「こういう作業が重いな」「容量が足りないかも」と気づいてからでもパーツ交換は遅くはありません。
むしろ実際に使ってみることで、自分に必要なカスタムポイントが見えてきますし、「気が付いたときにパーツの交換・増設が出来る」事もBTOパソコンの強みです。
「何をカスタムしたらいいかわからない」は、正しい初心者の姿です。
悩むくらいなら、まずは標準構成で快適なPCライフを始めましょう!
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