回答「接続方法を確認し、ルーターを用意しましょう」

大学進学や就職での初めての一人暮らし。引っ越し先が「インターネット無料」のマンションだと聞いて安心していませんか?
実は「無料だから何もしなくていい」というわけではありません。
快適にパソコンやスマホを使うには、自分で確認・準備しないといけないことがいくつかあります。
これを忘れてると、入居してすぐインターネットへの接続が出来ないことになる可能性がありますよ!
そもそも「インターネット無料」ってどういう意味?

「ネット無料」と聞くと、「お金が一切かからない」と思いがちですが、実際には家賃に回線使用料が含まれているケースがほとんどです。
また、多くの物件では1本のインターネット回線を建物全体で共有しているため、個別契約よりも費用が抑えられ、その分を家賃に組み込んで提供しているのです。
つまり「無料」とは、こうした理由から追加料金を支払わなくても使えるという意味に過ぎないです。
具体的には、次のようなケースがあります:
- 建物共有型(共用回線):1本の光回線を全室で分け合う(夜は速度が落ちやすい)
- 個別ポート型:各部屋にLANポートがあり、ルーターを挿せばすぐ使える(個別契約タイプも)
- Wi-Fi設置済み型:最初から部屋にWi-Fiルーターが設置済みで即使える
物件によって違うので、まずは管理会社や不動産会社に確認しましょう。
接続するための道具は自分で用意する必要がある?

ほとんどの「ネット付きマンション」では、部屋にLANケーブルの差込口(LANポート)があるだけです。その場合、自分でWi-Fiルーターを購入して設置する必要があります。
!!※物件ごとで、状況は全く違うので、ルーター購入前に必ず管理会社に状況を確認してください!!
ルーター選びのポイント:
- 一人暮らし向けなら、3,000~6,000円くらいのものでOK
- FPSなどのゲームをしたいなら、もっと高速なものを選択。(価格帯:6,000~10,000円)
- 無線LAN(Wi-Fi 5やWi-Fi 6)対応のものを選ぶ
- コンパクトなモデルがおすすめ
また、ノートパソコンやデスクトップパソコンを有線接続したいなら、追加でLANケーブルを購入しましょう。
LANケーブル選びのポイント:
- 壁を這わせるなら、長さに注意!想像以上に長くなることも…
- ケーブルはCat5eかCat6を選択しましょう。
- ケーブルの太さも注意。部屋をまたぐなら薄型ケーブルをチョイス!
接続方法は?

基本的な接続手順は以下の通りです。
- 壁のLANポートにルーター付属のLANケーブルを挿す
- 反対側をWi-Fiルーターの「WANポート」に挿す
- パソコンを有線接続するならルーターの「WANポート」以外につなげたケーブルをパソコンに接続
- ノートパソコンやスマホを無線接続するなら、ルーター名(SSID)を選んで接続設定を。
- 管理会社から指示されたルーターの設定(初期パスワードなど)をスマホやパソコンで行う
- 完了! LAN・Wi-Fiが使えるようになります
※部屋にLANポートが無い、または何も反応しない場合は、管理会社へ確認を。
ちゃんと準備をしておけば大丈夫!

まとめると…
- まずは状況を管理会社に確認
- 必要なら無線LANルーター(親機)を購入。
- パソコンを有線接続したいならLANケーブルも購入
これで安心して引っ越し当日からインターネットへの接続が出来るようになりますよ!
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