回答:Windows前提で授業や課題が進むため

大学生活で使うパソコンは、「デザインが好き」「おしゃれだから」よりも授業・課題・提出がスムーズにできるかが最重要です。その点で、Macは不利になる場面が意外と多くあります。
① 大学の授業はWindows前提で作られていることが多い
多くの大学では、
- 配布される資料
- 操作手順書(「スタートメニューを開いて…」など)
- 指定ソフトや演習環境
これらがWindowsを前提に説明されています。
Macだと「この画面が出ない」「この操作がない」となり、毎回自分で読み替える必要が出てきます。
② 指定ソフトがWindows専用なことがある
特に以下の分野では要注意です。
- 統計・研究系ソフト
- 工学・情報・建築・医療系の専用アプリ
- 大学独自で配布されるツール
「Mac版が存在しない」「一部機能が使えない」というケースも珍しくありません。
結果として、
- 学内PC(Windows)で作業する
- 仮想環境を入れる
- もう1台Windowsを用意する
といった本末転倒な状況になることもあります。
③ レポート・提出物の互換性トラブル
MacでもOfficeは使えるのですが、
- Wordのレイアウト崩れ
- フォントの違い
- マクロが動かない
など、提出時に問題が出やすいです。
「自分の画面では問題ないのに、提出したら評価が下がる」、これは大学生にとってかなり致命的です。
④ 困ったときに周りと話が合わない
大学では、
- 友達に聞く
- 先輩に聞く
- TAや先生に聞く
という場面が頻繁にあります。
そのとき、「Macなんですけど…」と尋ねても、「Windowsで説明してるからわからない(windowsしか使ったことが無い)」となることが意外と多いです。
⑤そもそも、学校側がMacに慎重な事例もある
実はこうした理由から、学校側があらかじめMacの使用に注意を促しているケースも存在します。

この画像は実際に某大学で配布された授業スライドの一部です。
「イキってMacを買ってしまった人へ」という呼びかけとともに、Windowsのライセンスが必要になることや教員はMacの使い方をサポートしない ということが明記されています。
これは、Macを否定するという事ではなくMacで授業を進める場合の制約・リスクを学生に知らせる現実的な注意喚起として出されたもので、「おしゃれだから」など軽い気持ちでMacを使うことがかなりのハードルになるという事ことを示唆しています。
就職先のことも考える

こちらは別記事にまとめています。大学は基本的に就職を目的に行く学校です。今後のことを考えてパソコンを選択する必要もありますね。
例外:Macが向いている大学生もいる

ただし、無条件ですべての大学生にMacが不向きというわけではありません。
学部や使い道によっては、Macを選んだほうが合理的なケースもあります。
まず、デザイン・映像・音楽系の学部では、Adobe系ソフトや制作環境との相性からMacが標準的に使われている学校もあります。この場合、授業自体がMac前提で進むため、不便さを感じにくいのが特徴です。
また、プログラミングやWeb開発を目的とする学生も例外です。MacはUnix系OSのため、ターミナル操作や開発環境の構築がしやすく、授業外でも本格的に開発を行う人には向いています。
さらに、すでにMacに慣れていて、Windows前提の資料や操作説明を自分で読み替えられる人であれば、Macを使うこと自体が大きなデメリットになることは少ないでしょう。
こうした人なら、Macを選んでも問題ないですよ。
大学では「無難」が一番!

大学は、学生でありながらも、社会に出る前の準備期間でもあります。授業の進め方、課題の出し方、周囲との協調。そこでは「自分が好きかどうか」よりも、決められた環境の中で、きちんと成果を出せるかが求められます。
パソコン選びも同じです。見た目やイメージだけで選ぶのではなく、「大学という場で問題なく使えるか」を基準に考える必要があります。
多くの大学がWindows前提で運営されている以上、特別な目的や理由がない限り、環境に合わせる選択をするほうが合理的です。
Macを選ぶこと自体が悪いわけではありません。ただしそれは、「使いこなせる」「困っても自己解決できる」という前提があってこその選択です。
大学では、目立つ選択より、支障の出ない選択のほうが評価されます。
社会に出る前の一歩として、パソコンも“無難”や”確実”を選ぶ――それは、十分に大人な判断かもしれませんね。

