「古いパソコンが出てきたけどこれって使っていいの?」

「掃除をしてたら、10年近く前に使ってたパソコンが出てきた。電源入れたらまだ動いたけど、これって使っても大丈夫?」

回答「条件付きだけど大丈夫。ただ故障には注意を!」

Windows7くらいのパソコンなら、まだ故障してないパソコンはいっぱいあると思います。
その当時は不要と思って押し入れに入れてたパソコンも、ライフスタイルが変わってもう1台パソコンを使いたいとなった時「押し入れにあったパソコンが使えるんじゃない?」と思って電源を入れたら動くから使いたくなるのもわかります。
「古いOSを使うのは危険」って言うのを耳にしたことはあっても実際何か被害があったわけでもないし、何かもったいない気がしますよね。

古いパソコンを使ったらダメな理由は「脆弱性」対応できないから

古いパソコンを使ってはいけない最大の理由は「各種攻撃に耐えられないから」です。
まず大前提として、パソコンのOS(windowsなど)は完全に出来上がった完璧なプログラムデアありません。人間が作ったものなので、ミスや欠陥などの問題があり、これを「脆弱性」と呼びます。
悪意のある人たちは、この「脆弱性」を利用し、マルウェアやウイルス・フィッシング詐欺による個人情報の漏えいなどで、あなたのパソコンを攻撃しようとしてきます。
それを少しづつ防ぐのが「Windowsアップデート(更新プログラム)」です。これを続けて行う事で、この「脆弱性」を減らして安全に使用できるよう改善していきます。
「じゃあ、古いパソコンもWindowsアップデートをしたら使えるの?」と思うかもしれません。
でも残念な事にOSには「サポート期間」と言うのがあります。Windowsを作っているMicrosoft社は慈善団体ではないので儲けにならない事をいつまでもするわけにはいかないんです。
サポート期間を過ぎてしまうとサポートが終了した後に発見されたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題点が修正されなくなり、その結果各種攻撃から守ることが出来ずセキュリティ上大変危険な状態になってしまいます。

「結局危険だから使えないってこと?」と思ってしまいそうですが、条件付きで利用することは可能です。

オンラインにしなければ、基本は大丈夫。

脆弱性を利用した各種攻撃は、基本的にオンライン(インターネット上)から行われます。逆に言えば、インターネットに接続せず、LANやwi-fiにも接続しなければ攻撃のしようがないという事です。
変な例えかもしれませんが、どんなに古い家でも入口(玄関や窓)が無ければ泥棒も入ることが出来ないというような感じです。
だからと言って、インターネットにつながなければすべての攻撃を防げるというわけでもないです。
考えられる脅威で一番わかりやすいのは「USBメモリなどから運ばれるウイルス」です。
ウイルスに感染したパソコンからウイルスが混入したファイルをUSBメモリなどから受け取ってしまうと、いくらインターネットに繋がって無くてもウイルスに感染してしまう場合があります。そして、ウイルスの中にはパソコンの中のファイルを消していくようなものもあるので、とても危険です。
このような場合は、まず最新のパソコンで最新のウイルスチェックソフトでウイルスが混在してないかを確認してから古いパソコンにデータを移すようにしましょう。

とは言え、買い替えるのがベスト

外部からの攻撃は無くなって安全なような気もしますが、動いてるとはいえパソコン本体は既に寿命を迎えてると言って差し支えない状態です。
パソコンの寿命は大体5年くらいと言われてるのでいつ壊れてもおかしくは無いです。
例えば、子供の練習用とかならいつ壊れても問題ないかもしれませんが、経理専用(見積を発行するだけ)などで利用する場合、いつ壊れても良いように外部記憶装置にバックアップはしっかり取っておいた方が良いです。
また、いつ壊れるかびくびくしながら使うくらいなら、安価な物でも良いので最新のパソコンに買い替える方がやはり安心です。やはり、古いパソコンは「新しいパソコンを買うまでのつなぎ」など、一時利用にとどめておく方が良いと思いますよ!

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